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オオカミの家のぷちぷうのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.5
なんの予備知識もなく、「地元のミニシアターで上映してるちょっとマニアックでシュールなストップモーションアニメ」
という認識だけで観に行ってしまった。

見てるうちにJunk head やズッキーニや
メアリー&マックスとは全然違う異質な空気感や異常性、ホラー的な映像すら現れて若干の恐怖を感じ…、
不可解な暗喩的示唆も頻繁に出て来るので何だこれは?と思い帰ってからググッてみた

真相が分かった時の衝撃は大きかった。真実へのショックと、単純に短編の「骨」とともに興味を持って観に行った自分を恥じてしまうくらい。コロニアの存在を全く知らなかった。

映像表現の独特さ、グロテスクな人物描写、閉鎖的空間の不自然さ、ブタや狼やマリアの存在感。謎でしかなかったけど、
全て意味があったのね…
何度も呼びかけてくる不穏な響きの「マリアー」は何も知らない私にも恐怖をもたらして来た。

ひと月経っても衝撃は収まらず。
真相を知った上で観てたら全然違って見えると思うけど…
今は観られないな
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