ろまらん

オオカミの家のろまらんのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.9
ストップモーション好きなのですごく嬉しい。ちょうどエストニアのストップモーションについてのドキュメンタリー見たし、この作品は部屋や人形を作っていく過程から一コマ一コマ撮ってるのかな、と興味深い。平面にペンキで塗ったり描いたりしたものが立体になっていくのもすごい。人形の造形や配色、適度な気持ち悪さもいい。
でも始めの驚きがずっと続いて慣れに変わって、一瞬他のこと考えたりしてしまった。後半、実際に空き家とか使ってるのかなと思う古い家具や置物がそのまま見える瞬間があるのもちょっと覚める感じ。急に普通の人形になったり。優しかったお話も、最後の方何でそうなるのーみたいな終わり方も残念、もう少し短くしてもよかったかもと思ってしまう。
音の入れ方は造形が出来ていく様子に合ってた。子守歌も綺麗。寝ちゃう人出るよね。
短編「骨」も女の子が好みの造形で不気味さもちょうどいい加減で、貴重なものレストアしてくれて感謝です。
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