トゥーン

オオカミの家のトゥーンのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.6
夢のよう。そのため、崩壊と再構築を繰り返し、登場人物は顔がパンパンに膨れ上がったり、絵になったり、綿になったりと固定化されない。
途中まで何の話かよく分からず、意識が10分ほど飛んでいたが、夢と解釈すれば、腑に落ちる。金縛りにあったり、自分の中にオオカミがいたり、夢と解釈すると合点がいく。
監督の意図を読むと、どうやら洗脳らしい。夢も洗脳も客観的な世界じゃないという点では同じ。
「MAD GOD」は嵌ったのに、今作はいまいちだったのは、前者は美術や設定などの世界観の面白さがあったのに対し、本作は物も人も自由に変化していくなど、映像表現の斬新さが中心で、途中で飽きてしまった。しかし、嵌らなかっただけで気合のこもった映画ではあるので、サブスクとかで寝落ちしながら、ゆっくり見ればよかったなと。
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