Rio

オオカミの家のRioのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
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・「ボーはおそれている」のアニメーションパートを監督陣が関係しているとのことで、そこからの流入。元々PVからも不穏さ、不気味さを感じて気にしていたが、満を持して視聴。

・史実に基づくコロニアディグニダを知っていないとただ視覚的に感じる不快感や不気味さのみを感じてなんとなくすぎていってしまうかもしれない。ただ、背景を知ってみるとそこに確かに存在した子供の心情から、より不穏さや闇、凄惨たる事実を垣間見ることができる。

・これをどのように表現したらいいのか分からず、解説動画も同時に視聴。ジャンルでいうとマジックリアリズム(「奇妙なもの」と「現実的な場面」の距離が0に近いもの・ファンタジーとは似て非なるもの)にあたり、表現手法としてはカリカチュア(戯画・風刺的要素が含まれるもの)に分類されるらしい。大変納得。
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