お前が見てるのは
ほんの一瞬
光が当たったとこだけだってこと
人を見るときはその裏っかわ
やっと綾野剛の鼻ピ痕に気付けた!と喜んでいたのも束の間(待って〜〜)
それどころじゃないくらい終盤の1分半長回し、泣きの演技は今野さんらしいなぁ…
艶めかしい御御足とTシャツに下着でフラフラと生活する綾野剛の色気が凄まじい。
松田龍平の掴めなさや國村隼の愚息にむけたセリフの棘が刺さって抜けてくれない。
庭の柘榴やどこからか迷い込んだ蛇、逃した過去と放流されたニジマス、流木の焚き火、辞めていたタバコ。時には静かに、時には濁流となった川の勢い…多くを直接的には教えてくれないけど、多くの場面で行間を考えさせる作品だった。