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シスターフッドのeyeのネタバレレビュー・内容・結末

シスターフッド(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

"シスターフッド"(2019)

このシスターフッドって単語

"女性同士の連帯"って意味があって
元々政治的な意味合いもすごく強い

"女性たちのそれぞれの生きづらさや
マイノリティの側面が描かれる"

ドキュメンタリーと劇映画が
混在してる変わった描き方をしてる

テーマに掲げてる
"多様性を肯定する"

"様々な生き方があって
その人がその人であることの素晴らしさを大切にしたい"

ってメッセージがあるけど

なのに色が無いのはなぜ?
いろんな色があるはずなのに

個人的にそこが知りたい

ここからはハッキリしたくて

監督自身
ドキュメンタリーと劇映画を混ぜるとストーリーが破綻する可能性について言及してるけど

・LGBTを含むマイノリティの側面
・恋愛関係の男女間の溝
・日本の男尊女卑の考え方
・賃金格差
・職業マイノリティ
・女性の社会進出
・日本古来の家庭観
・東京の生きづらさ
・仕事に対する悩み

これだけの内容を詰め込んでると明確なメッセージがブレてくる

多様性を肯定するならラストシーンもあれでいいんだろうけど

どう考えても
ドキュメンタリーと劇映画が
混ざり合った結果

明確なメッセージがブレまくり

申し訳ないけど、、

あれで終わったら何を言いたいのか
さっぱり分からない

監督が自身の映画で

フェミニスト寄りの考えを持っている

その反面

自身の彼女のことを見てない

これも多様性ってことでいいのかね

BOMIの社会と戦いながら、感じてきた想いや経験から湧き出た言葉

"幸せを感じるチカラを養って
自分自身で培っていく
そして自分で幸せを決める"

これはこの映画の肝

あとBOMIの「差別もなくならない」っていうのは至極真っ当な意見

肌の色や民族の考えが異なれば
なくならないんだよ

ヌードモデルの兎丸さんは
もうヌードにならなくても
自分を肯定できるんじゃないかな

まあ表現の自由だろうけど

「遺影のために始めた」って語ってて

実際自分を肯定できる
レベルにいるから
もうこれ以上
脱ぐ必要があるのかなって思う

『プロフェッショナル仕事の流儀』
みたいにドキュメンタリーの
一本で進めてくれれば

それぞれのキャラクターの
良さをもっと知りたくなったり
ひいては感じられると思う

"多様性を肯定する"なら
ここにレビューする方々全員が正解ってことになるけど

明確なメッセージを送ることも重要なんじゃないかなって思った
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