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ザ・スリープ・カース
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目次

ザ・スリープ・カースの作品紹介

ザ・スリープ・カースのあらすじ

人間の睡眠を専門に研究をしているラムは、元フィアンセのモニークから家族が謎の不眠症にかかっていると相談を受ける。しかしその不眠症はただの不眠症ではなかった。

ザ・スリープ・カースの監督

ザ・スリープ・カースの出演者

原題
失眠/The Sleep Curse
製作年
2017年
製作国
中国香港
上映時間
102分
ジャンル
ホラー

『ザ・スリープ・カース』に投稿された感想・評価

Yuuki

Yuukiの感想・評価

4.8
ラム教授は「眠らなくても疲れない体ほし〜っ」と不眠の研究を続けているのだが、元フィアンセのモニークから特殊性不眠症のケがあるという告白を受け、臨床実験を兼ねた睡眠の研究を行うことにした。しかしラム教授は何故ここまで不眠に関する研究に没頭するのだろうか?果たして不眠の謎を解き明かせるのか?な話

ちょっとこれは久々に凄まじいモンを見た…!眠りにまつわる研究をしてる教授を軸にしてホラーやオカルトの基本をしっかり抑えつつここまで奥行きのある凄惨な因縁を丹念に描きながら、終盤全く予想してなかった信じられないほどショッキングな残虐描写シーンの数々を見て座席でバク宙するほどひっくり返ってまたちゃんと座れてしまうくらいの凄さでした。うわーびっくりした!監督の過去作を含めた前情報を入れずに見ると本当の本当にビックリすると思います(現に私がそうだったので間違いない)

POV形式でとある一家の長が不眠症に陥って人格が壊れていく様子(祈祷師の鼻をめちゃくちゃ綺麗に噛みちぎるのが最高)をオープニングクレジットと交互に差し込む幕開けで不安をよぎらせ、不眠の研究に没頭するラム教授のもとに不眠症治療の依頼が来る…という流れから、中盤はラム教授の父親の過去編に突入。戦時中の香港を舞台にオラオラな日本軍が虐げるタフな状況でラム父がどう生きたかを描くパートで、これが意外に長い!けど実に丁寧で終盤の展開に活きてきてましたね。日本軍や慰安婦などかなりセンシティブな描写が続いて「どうつながんの?」と見ていたら、まさかこうとは…うっっ、今思い出しても凄い!上記の戦時描写に1000億点のグロシーンが含まれるおかげで日本公開が一時絶望視されてただけに公開に踏み切れたのはアッパレ!

不眠症の原因から残虐描写の手法との因果関係については今よくよく整理してみたらあんまり関連性が無かったかもしれないけど、見てる間は「あ〜らららららら!!嘘でしょ〜!!すごすぎ〜!!どんだけ〜!!(最後だけIKKO)」となって個人的にはかなりの満足度がありました。グロ耐性がある方はめちゃくちゃ楽しめると思います。少しでも気になった方は是非見てみてください

🍙🍙🍙🍙🍙

関係ないですが、2900フォロワーKANSYA
horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
眠れないなぁ。。。
→じゃあ寝なきゃ良いじゃん(°_°)

寝なくても問題のない生活を送れるよう研究を続ける香港大学教授のラム。
先祖から特殊不眠症を受け継いだのではないかと訴える患者に対する治療&実験を続けるうちに、戦時中のおぞましい事実がその根底にあることがわかっていき…。

未体験ゾーン2019公開作です。
『八仙飯店之人肉饅頭』『エボラ・シンドローム』に代表されるハーマンヤオ×アンソニーウォンのグロホラーコンビによる最新作。当時のようなフルスロットルな破茶滅茶展開は鳴りを潜めつつも、当時からのファンに対するサービス精神も持ち合わせたバランス感覚の良い作品でした。

本作のアイデアは幽霊譚から生まれ、そこに黒魔術要素やカルマ、人間の中にある悪の性質を加えたとハーマンヤオ監督は語っています。幽霊譚の部分は「ghost story」とだけ言ってるので本作を見た上での私の考えですが、多分怪談的要素のことを言ってるんじゃないかな。末代まで祟ってやる的な。また、本作が大人しめな理由については脚本家のエリカリーが語っており、現代の観客は暴力や死の映像に対して免疫があるため、過去作のような極端なことを避けようとしたからだということです。

1940年、旧日本軍占領時の香港を舞台に繰り返される非道な行ないとそれに耐え忍び暮らす人々を描く過去編。そしてラム教授が不眠症の治療&実験を行なう現代編(90年代)の2つの時間軸を交差させながら物語が展開していきます。

いったい何が正しいのか。生きる糧を得るためになりふり構っていられない情勢の中で、生きるために国を裏切る行為を誰が責められようか。国を売り周りから売国奴と罵られても家族を守り、人としての最も大事な尊厳を決して捨てずに持ち続けた彼は悪なのか。

善も悪も絶対的な価値観などでは決してなく、所詮は個人的で相対的なものなのであり、誰かにとって善であっても誰かにとっては悪であるという使い古された当たり前の事柄であるのだけれど、その救いようのない実情を目の当たりにすることによって遣る瀬無さが重くのしかかってくる。

重要なことは誰に対して「善」でなければならないのかということであり、絶対的な信念としてそれを持ち続けることこそが強さなのである。だからこそ、その信念の揺らぎこそが本作の描く「呪い」であり、弱さなのだろうと思いました。圧倒的な強大さを誇る悪にまみれた地獄の中に放り込まれ、信念という唯一の防護壁で紙一重の状態で守られていた心。強烈な「呪い」により壁が壊されたら最後、流れ込んでくる地獄に心は崩壊するしかない。

そしてその呪いの強大さを知ることで、信念も何もない現代人の心の防護壁など一瞬で決壊する。それこそが呪いの継承。だから本作は視点を変えた『ヘレディタリー/継承』であり、決して逃れることのできない家族であることの呪いを描いた作品なのだろうと思いました。

同時期に別の国で同種のテーマを根幹に持つ作品が出てきたのは非常に興味深いことだと思いました。家族や血の繋がりこそが呪いだという価値観が世界的に人の心を支配して行ってるのでしょうね。こういった日本の怪談的な発想は好みだし、やはりホラーの流行りは時代を超えアップデートされつつループするんでしょうね。とりあえず結論としては「寝ないとダメだぞ!」って感じの映画でした。
映画なんて何やっても許されるんじゃあ! 

…とばかりに『八仙飯店之人肉饅頭』とか『エボラ・シンドローム』なんかを世に放ったハーマン・ヤオ×アンソニー・ウォンの鬼畜コンビ最新作ということで観にいきましたよ。

未体験ゾーンの映画たち2019の1本。この映画祭の作品、WEB配信されるものもあるようですが、この作品は映画館のみなのかな? えげつないシーンも多々あるし、反日表現もあるので映画祭でやりにげ映画ですかね。

睡眠の研究をする医学者・ラム。彼の研究は『眠らないでずっと起きててその時間を仕事の時間に当てれば、そうとういろんなものの生産性があがるんじゃね}っていうちょっと頭おかしいとしか思えない代物。

当たり前ですが、他の医者たちに研究を反対されてしょんぼりなラム。

そんなある日、ラムの元カノ(美人!)のモニークが彼の元を訪ねてきます。

なんでもモニークの父が不眠症になった上に、こじらせて人肉を喰らうようになっちゃったのでどうにかしてくれと。

美女の言うことだけに、あっさり了解して、彼女と共に不眠症の父の元を訪問。ところが、つくやいなや父は発狂。道路に飛び出し、車に跳ねられて死んでしまう。

唖然としながらも、原因をさぐるために、亡くなった父の脳みそを取り出して、ドリアンにくるんで持ち帰るラム。

ラム自身の父親も不眠症であったこともあり、父の症状の原因を探るうちに、モニークの父や自分の父の不眠症の原因は45年前の日本統治下の香港にあるとわかってきて…。

ってお話なんですけど、うーん、なんだかわからないストーリー(笑)

呪いだ、祟りだ、オカルトだって話のはずなのに、いろんな事こじつけて昔の日本軍は残酷で愚かだ、ってところに持っていこうとするのもなんだかなぁって感じ。

ハーマン・ヤオ×アンソニー・ウォンのコンビと言えば、期待するのは残酷描写! ところどころにポツポツと散りばめつつ。ラストにド級のやつがくるんですが…。

アレを何するシーン、ボカシだらけで全然見えない(笑)

先日見た『ローマ』ではガッツリもろに見えてたアレですが、本作は芸術性に乏しいから出すの無理だったんですかねぇ…。

荒唐無稽なストーリーの上に、オチがボカシじゃ消化不良にもなりますわね…。

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