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牧師といのちの崖の大大のレビュー・感想・評価

牧師といのちの崖(2018年製作の映画)
5.0
・瞳の中に花火がキラキラと飛び散る森くんの顔が思い浮かぶ

・牧師さんも探り探りなんだな

・頭の切れる聡明な奥さんすごい。言葉がどれも的確。
→「ひとりで生きていくことが一番難しい」という奥さんの話にドキッとする。「あの人のためにがんばろう、あの人に恥かかせるわけにはいかないというある程度の枠組みがあるほうが、人は力を発揮できる」と。「ひとりではがんばることが難しい」と。

・なんでがんばらないといけないんだろう。

・無駄遣いを徹底的に責められている場面は、会社の構造とまったく同じだなと思った。
→「助けてください」と必死にすがった先が会社と同じ仕組みであることに驚いた
→一般の会社よりマイルドだとは思うけど、自殺寸前の人にとってはなかなかハードモードなんじゃないか?
→最後の望みの場所がかえって絶望を与える可能性を感じた

・人によって死にたい度合いの幅がすごいちがう

・人のモチベーションというのはつまるところ、「誰かが喜んだ顔がみたい」ということに尽きるんじゃないか。

・森くんが周りから嫌われる理由を牧師さんが説いているところは、これはしんどすぎるんじゃないか。。と思った
→ただ、ここに森くんが息苦しさを感じているから、反省して森くん自身が変わらないと、どこの環境にいっても同じ繰り返しになってしまう
→森くん自身は自分はこのままが自分であると認めてもらうことを求めている。しかし、自分を変えるということ=自分を否定することと感じてしまう。そこが苦しい。
→これは勇気の問題だと思うけど、もっと優しく導く方法があるのではないかなと思った。

・「自分はまわりから嫌われている」ということの恐怖感、孤独感が死にたくさせる

・身近な誰かが亡くなった瞬間、人は必ず自分の過去を振り返る。自分は何を見落としていたのか、できなかったのか。
それが反省の機会なんじゃないか。
それ以外で反省ってなくてもいいんじゃないのかなとも思う。
→反省で自分のアラを探すのではなくて、どんないいことができたか。それを意識的に見つけて自信につなげることが大事なんじゃないかな
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