イチ

ブラインドスポッティングのイチのネタバレレビュー・内容・結末

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

刑務所上がりの保護観察中の青年が、謹慎期間が終わる直前を描く。

ある日追いかけられている黒人が自分の目の前で警官に銃で4発撃たれ殺されてしまう。
それからその光景がたびたびフラッシュバックする…


社会人なりたてのような気取らない親友とのやり取りがよかった。英語が分かる人は少し会話のニュアンスが違うのがわかるのかもしれない。

かつての自分が起こした事件も、自分が黒人だったから捕まった?
自然、夜に停まっているパトカーにも嫌悪感が…
白人、黒人の違いで毎日悩む。人種の坩堝というところは自由に見えるも、むしろ差別は多く見かける光景かもしれない。

幼い頃からの親友をニガーと言えるんだろうか?
楽しい日々もアクシデントが起きて喧嘩した時も、それを言うかどうか。それはお互いの関係のルーツに関わるかもしれない。

黒人を撃った警官は、その後見知らぬ黒人に恨まれ銃を向けられる。

盲目であるな、両方を見ろ。一つのことだけを見るのではなく、だまし絵のもう一つの見方も見るんだと。

黒人と白人のバディ物、差別物で若者の感覚でのリアリティある演出が見所です。
グリーンブックとはまた違った2人の関係性でした。
バディ物は親友とのやりとりのようでいいですね。どちらかが見境なくなる時、片方がなだめるようになる。
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