観たのはもう10年くらい前なんだけど、最近この映画の事をふと思い出したのでレビュー。
小池栄子の演技が素晴らしかった、という感想しか当時は浮かばなかった。
殺人事件を起こした凶悪犯に自分と同じ孤…
主人公の女性が凶悪犯罪者に強い理解を感じ、やがて結婚をし、しかし彼が死刑判決の控訴を決めたことを受け、彼を殺そうとする。という意味の分からぬ話を、これだけ丁寧に描くことで理屈づけるこの映画の凄さよ。…
>>続きを読む殺人犯に一目惚れをするというのを非難してしまったらこの映画全体を否定してしまうようなのでまぁよしとしよう。(ヒロインは無気力で虐げられる者として描かれているので、そんなヒロインが惚れる殺人犯は無差別…
>>続きを読む同じような闇を持っていても、全く同じだと思ってはいけませんなー。
殺人犯も女に聞いていたが、途中からずっと、男が死刑になったあとどうするのかな?この人。って思いながら見てた。
でも、ここまで夢中に…
異質な空気が永遠と流れている。
何か起こりそうで起こらず、淡々と時間が流れていくところに、逆に恐怖を感じた。
そこからのラストをみて、納得。
一気に時間の流れが加速していくのが、
ある意味爽快でした…
言語を介さないコミュニケーションをとる小池栄子や豊川悦司に対し、言語を司る裁判所や法、弁護士の仲村トオルとの対立を表現した映画と個人的に解釈しました。そう考えると最後のシーンで小池栄子が豊川悦司を刺…
>>続きを読む「接吻」というタイトルからまず間違いなく誰でも、登場人物たちが愛情表現として接吻をするのだろうと想像するはずである。しかしこの映画における接吻とは、肉の反抗を表すものである。
殺人を犯して逮捕され…
長々考察注意。
豊川悦司と小池栄子の演技力の高さにとにかく圧倒される。
トヨエツなんてほぼセリフなし。
なんで殺したのか、通報し、笑ったのか、沈黙を貫くのか、そしてそれのどこに一瞬で惚れた…