正直、ウォーレン・ベイティがこの後作った意欲作『レッズ』はそこまで好きではなかったのだが、本作は別格。バック・ヘンリーと共同で監督したからだろうか?。また脚本は『マイキー&ニッキー』のエレイン・メイか担当している。
1941年の『幽霊紐育を歩く』をリメイクした人情味溢れるファンタジー映画。全体的にコメディ・タッチながら身につまされる大人の愛を叙情的に描いた一編。音楽は、ジャズ界の巨匠デイヴ・グルーシン。
一応スポーツ映画という事にはなっているが、日常に宿る「奇蹟」をベイティらしくユーモラスに飄々とした雰囲気で綴ったハートウォーミングなドラマでもある。
少年の心を忘れない大人達に捧げられた普遍的なファンタジー映画であり「人を愛する一途な気持ち」を素気なく描いた人間臭いエンターテイメント。ラストでは思わぬサプライズが待っている。😁💘