oden8

スタートアップ・ガールズのoden8のレビュー・感想・評価

スタートアップ・ガールズ(2019年製作の映画)
3.0
"あの人は上司に言われて、掌返しただけ。" "あの人は裏切る。あたしは裏切られるのは嫌だぁ。"
by ヒカリ

起業家ハーツアンの光と、企業戦士ブナンダーの希によるビジネス映画。
ビジネス3割キャラ7割の、メインは現代人の仕事に対する向き合い方!?

物語の大筋は典型的なビジネスものを踏襲されているけど。上白石萌音氏が演じる光のキャラの癖が強過ぎで、全体的にはかなりコミカルな仕上がり。ちょっと中盤あたりから、キャラの濃さに食傷気味。

仕事の大変さというよりかは、目的を共有できるパートナーの重要性が描かれているのね。パートナーに何を求めるか?
資金力。実行力。信頼性。協調性。突出した能力。バランス感覚。求めるものは状況により変化するんだろうけどね。

展開がスピーディでテンポが良いので、光のキャラの様な台風感と疾走感があったかもん。
物語としては、強力なインパクトは残らんものの。光と希がちょっとづつ協力しあって、一つのビジネスを成就させようとする展開。王道ながらも、胸熱なのよねん。ベタに、二人の心が溶け合っていく感じが好きなのよねん。
光と希がアジカンの"リライト"を二人で熱唱するシーンは最高なんだけど。せっかくの"リライト"が…二人の雰囲気とは合ってなかったよね。まぁ、"リライト"が好きっていう設定だけで大満足としときますかん。

アタシには、アイデアを生み出す発想力と思考力。
あなたには、アイデアを具現化する忍耐力と献身性。
あなたはアタシになれない。
だけど、アタシもあなたの様な頑張り方はできないの。
裏切られるかもしれない恐怖より。
あなたとなら実現できるかもしれない"仕事"があるの。実現させたいの。
だから、あなたはアタシのビジネスパートナー。
あなたとアタシで世界を変える。

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 3
Picture(画) 2.5
Acoustic (音) 3.5
23-294
oden8

oden8