このレビューはネタバレを含みます
太宰治×蜷川実花て特にハマってた学生の頃の私なら泣いて喜んでたよなーと思いながら視聴。沢尻エリカも二階堂ふみも好きだしカナリヤ鳴く空も大好きだし。
なので静子の手紙、M・Cの文字とか桜の園ならぬ梅の園にさえ、いちいちテンション上がる。
太宰の人物像、光と闇のコントラストが弱く軽い感じだったけど、フィクションだしリアルの太宰知らないしコレはコレでアリ。
でも最後までそんな感じだから入水前の富栄との温度差とか、わーそんな感じで逝っちゃうかーって思っちゃった。
とにかく、しなやかに生きる女性を演じた3人が良くて良くて良かった。副題にある通り、コレは女達の物語だったから。
美知子は本当に辛い。腹を決めたつもりでも揺らぐ心情、帰宅して片付いてた時は一緒に泣いた。
女の嫉妬とか執念とか、そっちの気持ちも凄くよく分かるんだけど、男側から見たら醜くて疎ましくて時には恐怖…て気持ちも同時に味わえた。
蜷川実花といえば花。
今までの作品では色彩ばかりに注目してたけどメインビジュアルや作品中でイメージフラワー的な感じで使い分けられていたのでそれぞれ調べてみると↓
菖蒲(青)/強い希望 (美知子)
梅/高潔 (静子)
南天/私の愛は増すばかり (富栄)
その他にも(白藤や紫陽花など露骨すぎるのまで)ある。考えるのも楽しいし表現方法としてこういう事されてるの好き。
【追記】
木下は要らなかったけど壇蜜もっと出してほしかったな〜
