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人間失格 太宰治と3人の女たちのタジのレビュー・感想・評価

4.0
今週末2本目は小栗旬版の『人間失格 太宰治と3人の女たち』を鑑賞‼️昔は興味を持った小説家の文学作品を続けて読んだり、自殺するまで追い込まれていく作家の苦悩や自殺癖などが気になりその背景を調べたり、それぞれの作家の世界観を感じるために作品に読み耽ることがありました。太宰治といえば、人間失格、斜陽、ヴィヨンの妻が浮かびますね。一度、青森県の太宰治記念館に行ってみたいと思いました。
小栗旬のタバコと酒で肺を患いながらも、妻だけでなく他の女性にも恋心を持ち、最後は入水自殺で終わる生涯を自分のダメな人間ぶりを小説にしたストーリーです。
蜷川実花監督の世界観や花が降り続くシーンは相変わらずなかんじです。でも演じた3人の女性のパワーある演技に魅せられます😻妻の宮沢りえさんは、夫であるけれど作家の太宰治を支える気丈な強さに魅せられます。斜陽のモデルになった太田静子役を演じた沢尻エリカさんもやっぱり演技力が高かったです。恋と革命、流行語になりますね。一番は最後まで自分の愛を貫いた富栄役を演じた二階堂ふみさんですね。飲み屋での見栄を張るシーンも素晴らしかったのですが、少しずつ感情を強めていき、太宰治でなければダメだと追い続ける姿が印象的でした🌟身体を張った演技も癒されました😊

個人的には、太宰治の絶頂期と終わりまでにどのような女性との関わりがあって作品が生まれたのかを見れる女優の力を感じれる作品でした😎✌️
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