マツリ

人間失格 太宰治と3人の女たちのマツリのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観ている最中に、太宰治の長女が亡くなられたとニュースが入りました。
タイミング的に、そこに驚いてしまいました。

作品が有名になったから凄いのであって、
これ作品が有名にならなかったら、ただの最低野郎よね。
でもって、女性が凄い。
逞しすぎる。

奥様は、家庭に戻ろうとしなくて良いと太宰に言い。
その後で、自宅に女を入れちゃう太宰。
最低過ぎて言葉もなかった。
奥様は、太宰の作品を褒めた事はないと言っていたが、
もっともっと良い作品が残せると信じていたんだなぁ。
太宰の死体が見つかって、記者が家に来たりもしてるのに、
明るく洗濯を干し始める奥様の姿。
実際に、こんな感じだったのなら、さすが太宰の妻。

愛人を演じた、沢尻エリカさんや二階堂ふみさん。
やはり凄い女優さんですね。
沢尻さんは、綺麗な濡れ場を見せるのが上手い。
そして、二階堂ふみさんは凄過ぎる。
福山雅治さん主演映画で福山さんとの濡れ場シーンを観た事もあったから、
二階堂さんの濡れ場は期待してましたが。
やはり、凄い人です。
衝撃的だったのは、太宰が奥様に呼ばれ(??)自宅に戻った後に、
脱いだ下着を穿く場面。
普通の場面なんだけど、なんか凄い場面だった。
心底好きな相手なのに、妻に呼ばれると帰っていく。
相手を留めて置くすべのない寂しさ、虚しさを感じる場面だった。

映像が綺麗。
最初の方の、沢尻さん演じる静子と入った宿(??)の一室。
色合いが中国映画みたいな、香港映画みたいな色彩だった。

しっかし、太宰治のどこに惚れるのか、私には理解できない。
文才がどれだけあっても、女性関係が酷いのは・・・ねえ。
マツリ

マツリ