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ロボット2.0のmidoredのレビュー・感想・評価

ロボット2.0(2018年製作の映画)
2.4
驚異のアンドロイド「チッティ」の冒険その2です。ある日、スマホが勝手に飛んで行くという怪事件が全国で起き、解決のためにチッティが駆り出されるという筋書きなのですが……

なんだろう、このつまらなさ。

そもそも、あの、変な大暴走ロボ・チッティのお話なのに、携帯電話の電波塔による環境破壊がテーマになっていたりしていて無駄にシリアスで、終始テンポが悪い。

それに、ヴィランの設定や造形、アクションすべてアメコミヒーロー映画のパクリ。

なんでアベンジャーズみたいにする必要があるのでしょうか。アベンジャーズが見たい人はアベンジャーズを見れば良いのではないでしょうか。ロボットにはロボットとしての面白さがあったのに。どれもこれもハリウッドの量産型によせたところで観客は退屈でしかありません。

女性型ロボとチッティがラブラブなのも腹たちました。前作のチッティのアレは不幸な誤作動だったからこそのドラマだったのではありませんか。これじゃもう人間、いやおっさんでしかない。ロボットとしての旨味がもう何もないです。

どうにかこうにか視聴しましたが、アレがどうしてこうなったんだという気持ちでいっぱいです。とにかく、前作は突き抜けていました。チッティが理不尽にぶっ壊されるくだりふくめて新鮮でした。

エキストラの人数だけはさすがのインド映画でした。
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