Beausum

ジョジョ・ラビットのBeausumのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.2
はあーー泣いた。こころ、あたたか。
心に響くと、多少の疲労感とどこか心地良さみたいのも感じるね。
観て良かった。よい時間をありがとう。

まず演出が匠やった。展開にダレるところがなく、どんどんお話に入り込める。
私は戦争映画が苦手なほうなのだけれど、今作の伝え方は絶妙な加減で素晴らしいです。
登場人物達も皆、憎めない。ひとを想っているよ。とくにジョジョ役の子、表情の魅せ方がとってもお上手。愛おしい。声もよいね。将来楽しみです。

それと忘れてはならない音楽。めちゃめちゃに合う。気持ちいい。
童話っぽいリズミカルなものや讃歌のような穏やかなメロディもさまざまで、全てがぴったりはまってる。さいこう。
もう最初のビートルズ曲からお心掴まれた。

画面の色合いや構図が時折ウェス作品を思わせるつくりで、遊び心がある。とくに緑の深みが好みでした。

終戦直後のキャプテン・Kとの会話が、とびきり泣いてどうにかなるかと思った。刺さりました。
亡き人のことを心から認めてくれる言葉って本当に本当に強いとおもう。残された人たちにとって救いになると、私は思います。

極め付けの最後の2人ダンスがね、好きすぎました。好きすぎ、ました(強調)
大丈夫、あなたたちはつよく生きる、しあわせになるよ。
エンドロールの曲、覚えとこう。Helden/ David Bowie(Heroesなのかな?)
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