延々と歩く

ジョジョ・ラビットの延々と歩くのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
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 主役の男の子はかわいいし、トーマサイン・マッケンジーも映画むきの画になる美少女だった。しかし内容はイマイチぴんとこない。まあ「ハワイ育ちのユダヤ系アメリカ人」でないと撮れない映画だよな~ドイツや日本出身の監督だったら許してもらえないだろう。だからこそ良い、なのか、だからこそヌルい、なのか。

 全員があいさつの「ハイル・ヒトラー」をちゃんとやるから話が進まない、というギャグは笑った。ここらへんからドイツ人の几帳面さと、それがナチスを生んだ何かしらの背景になったかもしれん経緯を掘り下げていけば(戦争中は、レジスタンスにとってはナチよりドイツの一般国民の方が厄介だった、という話も聞いたことがあるし)、僕のような人間にももっとわかりやすい「名作」になったと思う…しかしそれだと大規模公開できるファミリー映画にはならんかっただろうなー。
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