めちゃめちゃ自分好みの映画だった…
良かった…。
泣いて、大声上げて爆笑して、泣いた。
画角、カメラワーク、色彩、演技指導の具合、台詞の有効活用、要素の使い方、キャスティング…どことなくウェスアンダーソンみが感じられ(特に冒頭はムーンライズキングダムのようだった)好きなのかもと思ったけど、タイカワイティティが繰り出すストーリーの緩急とのマッチが良いなと感じられ惹かれっぱなしでした。
サムロックウェルなんて出てきただけでもう最高なのがわかってたのですが、こちらの想像以上に想像通りで最高でした。
わかりますかね。
彼に限らず「鉄板ネタ」の展開が続く気がするのですが、その出し方が粋、洒落てる。
それが上に書いた要素の使い方なのですが、誰かの死のシーンでもあからさまではないけれどきちんとわかる描き方をする、その塩梅に脱帽しました。
平和で穏やかなあのシーンが布石になるんかい？！と衝撃も衝撃、めちゃめちゃ驚いた、そのあとにこんなギャグ漫画の展開ある？みたいなことが起きて声あげて爆笑。
最高のエンディングの後に、最高のエンドロールの文章で、最高だ、と改めて思った。
自分が映画を見て感じたことが、エンドロールで語られてて解釈一致握手ハグって感じ🤝
プールサイドのシーンがマーリア・シュヴァルボヴァーの写真のようで美しく、衣装も街並みもカラフルで美しく、私本当はこんな風に着飾りたいんだよなぁと刺激されました。
扱う内容や時代感によっては暗くなりそうなところをうまくバランスをとって作りたい世界観を演出しているように思えました。
映画として表現して伝えたいという気概を感じて大変好感が持てました。
しれっと脇役にレベルウィルソンとアルフィーアレンがいるのもキャスティング！！！！！って唸る絶妙配置。
言わずもがなスカヨハも良かったです。すっごく良かったです(涙)
子役達もイキイキとしていて素晴らしかったです。
ヒトラーを監督自身が演じるというのも面白い試みですし見ていて安心しました、知っている俳優の場合とは違い先入観や偏見を持たずに済みました。
今まで見たことない感じたことのない映画で大変楽しめました。
