どんな映画なのか
よくわかっておらずに観賞…
主人公の男の子が
ナチスに傾倒していてヒトラー信者…
戦争を描いているのに
こんなに明るくコミカルで
いいのだろうか…と心配になりました
けど戦争が遠くなった世代には
これくらいのところから入って
知ったほうが
もしかしたら、いいのかも…
なんて風にも思いました
暗くて怖い説教臭い雰囲気の作品…って
やっぱとっつきにくくて
敬遠してしまうものね…
主人公のヒトラー信者の少年が
母親が匿っていた
ユダヤ人少女との交流で
自身の偏見と向き合い
戦局の変化とともに
見えていた世界が変化していくのを
視聴者も追体験していける作品です
ナチスの訓練が
ノーテンキでバカッぽく描かれていたり
主人公のヒトラー信者の少年が
純粋で幼稚だったりするのは
その思想が
おバカで幼稚であることと
重ねて表現されているのかもな…
なんてことも思いました
複雑な戦局の中で
明るく逞しく軽やかに生きている
スカーレット・ヨハンソン演じる
主人公のお母さんの姿や
可愛そうな悲劇の少女…
のように全く感じさせない
頭が良くて気が強くて意地が悪い
ユダヤ人の少女の姿や
バカッぽく主人公をイジっていた
教官？役のナチス党員の男が
後に見せる人間的優しさなど
素敵な人間描写がたくさんありました
新鮮な切り口で戦争を描いた
よい作品だと思います
