せ

ジョジョ・ラビットのせのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.6
タイカ・ワイティティの凄さを思い知る作品。🩰
めちゃくちゃ面白かったしめちゃくちゃ良かった。
こんな演技出来てこんな脚本書けてこんな映画撮れる人だったのか…今まで面白演技おじさんとしか思ってなかったよ。ごめん。

少年が様々な経験をする中で自分の思い描いていた戦争と現実の違いを知り成長していく物語。
こうやって書いてみると「ポケットの中の戦争」に近いが、こちらの方がより他者との触れ合い中心になっているので全体にトーンが落ち着いている。
もう少しコメディ寄りの作風かと思っていたが…いや、WW2時のドイツの話でそれは無理か。

驚いたのが美術方面に随分こだわって作っていそうだった事。タイカ・ワイティティのくせに…。(こいつワイティティを何だと思ってるんだ)
画面全体から壁紙の一枚一枚、服の柄、小物など細部に至るまで魅力的。
そしてそのこだわりが一番活きるシーンがまた凄い。
とても印象的な演出だった。
ラストシーンまで辛いと素敵のオンパレードなので是非多くの人に見てほしい。

ヨーキーが可愛くて可愛くて仕方ないがこいつがホームアローンであんなクソガキになると知っているので複雑な気持ち。笑
せ