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ジョジョ・ラビットのandesのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.0
前半はかなりキツかった。ヌルいし笑えないユーモア、アホなガキ、過剰に風刺する演出。外したと思ったが、ゲシュタポ登場からハードな展開になり持ち直した。主人公が「不具」で優勢思想のナチでは被差別対象となる(後天的だが、そもそも精神が不安定である)。数少ない友達ヨーキーも超近視(遠視?)、K大尉は隻眼で仲間は皆「欠けている」のだ。後半、空想していた「理想」とシビアな「現実」が対面する場面はスリルがある。過剰な演出は好きにはなれないが、まあまあの映画だった。

あと、ジョジョがなぜイマジナリーフレンドを持つようになったのか。父の不在が原因なのだろうが、少しでも示唆されれば良かったのに。
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