このレビューはネタバレを含みます
公開時に劇場で鑑賞。最初「はいはい子供視点でファンタジーっぼく戦争を描くのね」みたいに舐めてたら中盤から容赦なく現実が襲いかかってきてもうやめてあげてってモードで見てた。
結論として良い映画だった。しかし危ないところでもあった。始まったあたりではやはり英語やヒトラーやコメディタッチやもろもろ気になって楽しめなくなるところだった。
その流れが変わったのはスカヨハ演じる母さんが父のふりしてジョジョを叱るところから。こんな風に育ててきたんだなと彼らの人生がかいま見えてジョジョに感情移入できるようになった。そうなったらもう中盤のあの衝撃のシーンからジョジョが不憫でもうたまらなくなった。
最初ジョジョがウサギ逃すところが面白いよね。これから物語ることと同じ構図なんだよ。だからウサギがそのあとで捕まって殺されるところを見せられている観客は悲劇的なラストになるんじゃないかとサスペンスを感じる。
ジョジョだけがエルサの存在知ってるって方がいいんじゃないの? って途中思ったりもしたけどそうするとエルサもイマジナリーフレンドでは? って思われるかもしれなくてその誤読をしてほしくなかったんだろうな。
しかしジョジョの子すごい役者だな。主役として映画引っ張っていた。