ポチッとなあ

ジョジョ・ラビットのポチッとなあのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
2019年公開。第二次世界大戦下のドイツ。ナチに感化された10歳の少年の空想にヒトラーが現れ、時に励まし、時に責め立てる。 母親がユダヤ系の少女をかくまっていることを知っているが、誰にも話さず、母親にも言わない。不思議な生活はやがて終わりを告げる。
ヒトラーの狂気は普通の人の普通の生活を破壊し、普通の人を狂気へ駆り立てる。そんな時代に素直な子供の心と目で周囲を見回したらどんなふうに見えたり、感じたりするのだろうか。現実はもっと悲惨だったろうが、しばし子供の心に戻ることの出来た108分。
人間は21世紀になっても同じ過ちを繰り返している。武器は精密爆撃とかドローンとか、賢くなっているようだけど、使っている人間は進化しないようだ。
★気になって調べてみた★
・ヒトラーユーゲント・・・1936年に法制化された10歳から18歳が加入を義務つけられた青少年団体。肉体の鍛錬、武器の扱い、思想教育などが行われた。