ひろりこ

ジョジョ・ラビットのひろりこのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
鑑賞記録&感想
★(2020)第92回アカデミー賞 受賞作品。
🎗脚色賞

戦時下の人々をユーモアを交えて描いた感動作。

「ハイル・ヒトラー!✋🏻」

卐ナチス時代の風刺が効いていて、POPさと戦争というシリアスな部分のバランスが絶妙かつ斬新で凄く面白い。

🇺🇸/🇩🇪合作だけあって冒頭で流れるビートルズの有名な曲『I Want Hold Your Hand』をドイツ語バージョンにするなんて中々ナイスセンス。
そして、エンドロール曲のデビッド・ボウイ『Heroes』もこの作品にマッチしている。
この作品は終始、子供目線で描かれているのもいいところだし、グロい映像がほぼ無いので戦争映画がちょっと苦手という人でもこの作品ならすんなり観れますね。

可愛い10歳の息子ジョジョと素敵な母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)の親子愛や、ユダヤ人で心優しい17歳の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)とジョジョとの交流は観ていて心が温まる。
そして、たびたび登場するアドルフ・ヒトラー役がタイカ・ワイティティ監督本人とは驚いた!
雰囲気的には似てると思うけど?😄

サム・ロックウェル(キャプテンK)は役柄的に良かったな~✨

ベストフレンドなヨーキーとジョジョ。

国家や宗教に限らず、やっぱりマインドコントロール(洗脳)は本当に恐ろしい😱

Let everything happen to you
すべてを経験せよ
Beauty and terror
美も恐怖も
Just keep going
生き続けよ
No feeling is final.
絶望が最後ではない

―R・M・リルケ―(ユダヤ人の詩人)
※エンドロールより引用。
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