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ジョジョ・ラビットのaiのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
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2023年、246本目。

鮮やかで美しい色彩で描かれる第二次世界大戦中のドイツ。
ヒトラーがイマジナリーフレンドの少年ジョジョの目を通して見る戦争の現実。
魅力的なキャラクター達がコミカルに描かれる中で容赦ない戦争の悲惨さとのバランスが抜群だった。
笑いの中で皮肉と残酷さが際立ち心を揺さぶられる。

見始めてすぐにこれは好きな映画かもという気持ちになり、さらにグイグイ引き込まれて最後には大好きだ!と思った。

ヒトラーを信じ心の支えにしていた少年が初めて恋を知り、信仰が揺らいていく過程もめちゃくちゃ良かったし、エルサに読み上げる自作の手紙も愛おしいかった。
ジョジョ以外もロージー、キャプテンK、ヨーキーとあまりにも魅力的なキャラクターで溢れていて、笑って泣いて楽しくて悲しかった。
決してハッピーではない戦争という題材でこんな気持ちになれるなんて、傑作と言わずに何というのか。
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