さとみん

ジョジョ・ラビットのさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

戦中戦後の日本を描いた作品は多く観ているが、ドイツも負けず劣らず悲惨な状態。
今作、初めて観たが、コメディタッチだと戦争の悲惨さがよりリアルに伝わってくる。

10歳の子供までが武器を闘わざるを得ない、軍服は紙製。兵隊がどんどん殺されていくので、羊飼いまで銃持って闘うって、どんだけ悲惨だよ。
東京は空爆で焼け野原になったが、ベルリンは市街戦で焼け野原になったか。

ジョジョ・ベッツラー役のローマン・グリフィン・デイヴィスも良いが、親友ヨーキー役のアーチー・イェーツも良い。
そしてユダヤ人少女役エルサ役のトーマシン・マッケンジーがめちゃくちゃ可愛い。
ジョジョの母親ロージー役のスカーレット・ヨハンソン。演技力といい色気といい、最強。この世代では一番好きな女優。
ロージーは外出時は半ナチ活動をしていて、それが原因で殺されたって事であっているか?殺されているのジョジョが知って靴紐結ぶシーン、めちゃ泣ける。可哀想すぎだろ。
もう一人泣けたのはナチスの将校:通称キャプテンK役のサム・ロックウェル。エルサをゲシュタポから助けたり、バカな格好して突撃したり、最後はジョジョを助けたり。最初に子供達をキャンプと称して軍事訓練行っていた時点で、ナチスはもうダメだって悟っていたって事なのか。
ジョジョの空想上の友人がアドルフ・ヒトラーっていうのは斬新だが、ヒトラー役のタイカ・ワイティティが監督なのか。凄い才能だな。

家から出たジョジョとエルサが踊るシーンでかかる曲、デヴィッド・ボウイの「Helden」(Heroesのドイツ語バージョン)
何故この曲をここに持って来たんだ!素晴し過ぎだろ!
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