せれん

ジョジョ・ラビットのせれんのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.7
マイルドで見やすいがしっかり戦争映画だった。

当時のドイツはヒトラーユーゲントにより、親より青少年の方が熱心なナチス信者だったと言われており、親が子供に反ナチス発言を行わないように気をつけているほどだった。

今作は母親がレジスタンスだったわけだが、その辺の特徴を実は巧妙に描かれているような気がする。

WW2好きとして、一つ気になったのは、
ジョジョに対してイマジナリーフレンドのヒトラーが「タバコは?」と言うシーンがあるが、ヒトラーはタバコを吸わない。
なんだったらナチスは反タバコ運動を行っており、世界で初めて禁煙キャンペーンを行った国なのです。

コメディ調で、とても見やすいが意外と奥が深く作り込まれている作品でした。

2024/1作目
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