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ジョジョ・ラビットのsyoのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
“Let everything happen to you: beauty and terror. / Just keep going. No feeling is final.”

『ソー ラグナロク』でも思ったけど、タイカ監督はシリアスなテーマをコメディに落とし込むのが本当に上手い。明るい作風だからこそテーマの暗さがより際立つし、重くのしかかってくる。特にあの靴のシーンは、名シーンという言い方は不適切かもしれないけど構図といい前の場面との対比といい本当に凄いと思った。
母からジョジョへ、そしてジョジョからロージーへ優しさが受け継がれていくのも良かったし、なにより登場人物みんなが愛おしく思えたのはやっぱりタイカ監督の成せる技だと思う。愛と優しさに満ちた素晴らしい作品でした。
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