"ジョジョ・ベッツラー。10歳半。今日、僕はできることをする"
ヒトラーに憧れる少年ジョジョの成長譚。
監督のタイカ・ワイティティがヒトラーに扮し、ジョジョのイマジナリーフレンドとしてのやり取りからファンタジーなのかと思わせるワイティティの驚きとセンスが詰まっているようにも感じる。
戦争映画でありながら、重すぎず軽快で、かつ締めるところはきちっと締めてくる見せ方、ストーリーが絶妙でした。
この出だしからラストの展開想像できた人いるのかなぁというくらいの痛快さもあった。
スカーレット・ヨハンソン演じる母親とジョジョのシーンは画的にどれも美しく、戦争中なのを感じさせない華やかさもある。
靴ひもがこんな効いてくるとは…。
こんなに絶句したの久しぶりかも。
カメラワークにもやられた。
トーマシン・マッケンジー演じるエルサとジョジョの関係性が出来あがっていくのも良かった。
ジョジョの友達も可愛らしかったし、サム・ロックウェルもカッコよかったし、好きな作品でした。