粗大

ジョジョ・ラビットの粗大のネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

色彩豊かでデザインやカット等ところどころセンスが光る
足元だけを映すショットや蝶など撮り方が印象に残る
コメディ色のある軽快な場面や美しい郷愁を誘うようなシーンがある一方で、容赦のない残酷で悲哀のある描写で戦争の悲惨さも描くのでギャップが際立つ、飽きさせないというメリットもありショックも強い(グロくはない)
戦争映画ではありながら、重すぎなく終わり方も希望が見えるので、二度は見れないということもなくそこは好き
ナチス側の目線であり、幼い少年の目線なので、新鮮であり納得感もある
とにかく俳優とキャラが良くあっている
タイカ・ワイティティはヒトラーをそのキャラの根幹は失わせずに滑稽に演じているし、スカーレット・ヨハンソンも母性を強く感じさせるので最期はジョジョや母の心情を感じ泣いてしまった
サム・ロックウェルも擦れた負傷軍人としての面と父性(優しい叔父さん感)を両立していた。キャラとしては一番味があった
勿論、ジョジョ役のローマンも幼さからくる可愛さや純粋さ、小さな成長等の演技は素晴らしく
トーマシン・マッケンジーもミステリアスな雰囲気と姉感を上手く出していた(姉キャラとして完璧で魅力的、綺麗すぎる)
個人的に1、2を争う戦争映画かも
粗大

粗大