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ジョジョ・ラビットのnaoのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
正直。。。
うまく(ないけど、もとから)言い表せそうにない。のですぐにレビューしてしまえーという感じ。
すごくよかったのか 逆に期待はずれだったのか、でさえ 観終わったときはよくわからなかった。

情報はただ 映画館の予告編のみ、
キャストや 監督や あらすじなども 知らないで 鑑賞したのだけど、
自分の想像してたものとは違ってた。
どうやら ヒトラーを崇拝してるらしい10歳の男の子と、実際のヒトラー像とは程遠い?気のいいおじさんとのやり取りが 微笑ましいストーリー(コメディ)なのかなと、
そう思ってた。

役者はというと、
一人一人個性があって すごくよかった。
主役ジョジョを演じた男の子、空想の人物であるアドルフ、お母さん、屋根裏に隠れる少女、あとは片目のドイツ兵(サム・ロックウェル)がすごくすごくいい!
アドルフを演じてるタイカ・ワイティティ、実は自分は知らなかったのだけど、他の作品も観てみたいな、コメディのセンスもあるなーと思ってたら
監督も脚本も彼だった。

このアドルフの変化 (少年のヒトラーへの気持ちの変化 であるのだけど) が怖いなぁ。。と 思ったけど、
脚本を書いたんだ、監督なんだと知ったら、この空想の人物を演じたこと、この役の重要さがよく理解できる。

今こうして、全体や部分部分を思い返してみると、
ジョジョには 心身ともに大変なことや 悲しいことも おこるけども、あまり暗ーい感じで表現してない (と、自分は感じたけど、)、
10歳の子どもからみた 第二次世界大戦中のドイツ (状況から淡々と受けいれるしかなかったかもしれない) をも、
ユダヤ人少女とのやり取りや、お母さんのキャラ、二人の会話なども絡めた 少し軽いテイストにつくられた作品で、

だからこそ訴えるものが大きい。
と感じた。


やばいな、これは今になって 実はすごく面白かったんだ と思ってしまっている、、
ん?ちょっとダサいな?
って 二人の最後のダンスが
なんだか めちゃ!よかったと思えてきた…
nao

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