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ジョジョ・ラビットのKKのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
「ヘイル ヒットラー」
前情報ゼロで鑑賞
予告すら見ずに見に行ったら、予想外が多すぎた笑

いきなり想像以上のナチス信仰
あれ?そういう系の映画か?と思ったら想像以上にポップで笑える所も多い。
身終わったあとに、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督だと知って納得。
やっぱセンスある映画作るなぁ。


ユダヤ人とナチスの違いってなんなのか
ジョジョと目の前にいるエルサとの違いって一体なんだろう。
人種対人種で見た時と、人対人で見た時のギャップってあると思う。
その人種だからといって、その人の性格や人間性が全てそれで決まるなんてありえない。

同じ人間で何も変わらないし、恋もする。

子供だからこそ、ユダヤ人だって自分と何も変わらない事に気づいた。
もしかしたら、エルサへの恋が先かもしれないけど。

エルサが、自分にとっての「ユダヤ人」のイメージと、ものすごく合致した。

美しくて、気高くて、力強くて、儚くてか弱くて、今にも崩れ落ちそうな危なさをもっている。そして何よりも美しい心をもっている。

分かる人少ないと思うけど、クリストファー・パオリー二著『エラゴン 意志を継ぐ者』のエルフ、アーリアのイメージにぴったしだった。

自分にとって最も気高い女性って小説の中の彼女。いつかトーマサイン・マッケンジーにアーリアやって欲しいな。


ジョジョとヨーキーが可愛い過ぎてイカン笑
ジョジョのイケメンさも凄い
将来が恐ろしい顔してる。


スカーレット・ヨハンソン演じる母もよかったな。息子がナチに染まっているのを良くは思っていないが、ただ否定するだけではなく、違うやり方で考えさせる。「死」という現実を目を逸らさずに見させることで、よっぽど深く考えることが出来る。
泣ける。

靴ひも


ラストも最高にいい。
自由になったら踊るんだ
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