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ジョジョ・ラビットのjun2kmのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.8

うわ!オープニングでいきなり痺れてしまった!何かに憑かれて止まらんナチス・ドイツを、あの曲にのせていくとは!ハマり過ぎる。このオープニングの曲一発で、一気にもっていかれてしまったよ。敗戦まであと半年ほどのドイツ。大人は敗戦を悟りきってるのに止まんない。子どもは戦争のことがよくわかんない。熱狂に身をまかせたまま、自分やない自分を演じ続ける人たち。熱狂には騙されなかったけど、信じる世界と出会えずに命を奪われていく人たち。自分がこのときのドイツにいたら、いったいどっちの人間になるんやろ。
そんな問いの答えも分からんまま、物語は最後の市街戦に突入しちゃったよ!自分やない自分を演じ続けた人達の最後の大舞台。撃って撃って撃ちまくれ!

うわー!映画を見てた自分も戦場に突然放り込まれとるやんか!ジョジョと一緒に無数に炸裂する砲弾の中、どこをどうとか言ってる場合やなくて、ほんまに必死で走って逃げた!

だけど多分、ぼくは生き残れなかったと思います。連合軍の熱狂も無茶苦茶やったから。うさぎのジョジョは生き残れたんやろか。彼には生き残って、芽生えた愛を手に入れて欲しいよ。
ジョジョの物語の結末はぜひ、映画館で見てください。
そしてスカーレット・ヨハンソンさん、今、本当に最高ですね。彼女に会うためにも映画館に行きましょう!
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