リラリオ

ソルフェリーノの戦いのリラリオのレビュー・感想・評価

ソルフェリーノの戦い(2013年製作の映画)
3.0
2012年5月6日の日曜日。
フランス大統領選挙が佳境を迎え、TVジャーナリストのレティシアは、幼い娘2人をベビシッターのマルクに預け、社会党本部のあるソルフェリーノ通りへ取材に向かおうとするが、そこへ元夫ヴァンサンが娘との面会日だと勘違いし、家にやってくる…

仕事へ行く準備をするレティシア→ギャン泣きする娘にイライラ→「出かけなきゃいけないの!泣かずにいてよ!!」→「まあまあ…」レティシアをなだめ、娘をあやす恋人ヴィルジル→ベビーシッターのマルクが到着→やることリストを見せ、何かあった時の連絡先を教える→「りょです」→ギャン泣きする娘を抱っこするマルク→が、泣き止まず→イライラMAXのレティシア「泣くのはやめて!もうウンザリよ!」→そしてマルクにも当たり散らす→「ちゃんと抱っこして面倒みろよ!」→「…」→「まあまあまあ…君は早く支度を…」なだめるヴィルジル→本日のコーディネートはノーパン、ノーブラに上オレンジ・下白の鏡餅色ワンピにジャケット→「…なんか違うな…」→着替える→ノーパン、ノーブラにベアトップワンピ→ヴィルジルのコーディネートチェック→「いいね♡綺麗だよ♡」→電話が鳴る→「もしもし?」→「聞こえる?今下にいるんだけど…降りてきてくれ~」電話の主は元夫ヴァンサンだった。

青ざめるレティシア→「どうかしてる…正気?」→「来るって予定だろ?プレゼントも花まで買ってきたのに。まずは少し話を…」→「…あんたのしてることは異常よ!」→過去にレティシアの弟をぶん殴り、病院送りにしたヴァンサン→あんな恐ろしい男に娘会わせたくねぇ…もしアイツが部屋に入ってきたら?しかも娘を任せるのは頼りないベビーシッター…でも仕事に行かねば…→レティシアは下の階の住人ヴァツァナに頼み事をしに行く→なぜかベアトップワンピを青のレオタード(もちノーパンノーブラ)にチェンジ→レティシアはマルクに事情を説明→「元夫は私がいない時にうちに入ったらダメなの。ガチやべぇやつだから絶対家に入れないで!もし問題が起きたら下の階のヴァツァナに電話を…」
こうしてレティシアは後ろ髪引かれながらも、レオタードにデニム&ジャケットという奇天烈コーデで仕事へ向かう。

家電話が鳴る→マルク「もしもし?」→電話切れる→また電話鳴る→出る→また切れる→子供たちはずっとギャン泣き→電話は鳴るわ、出たら切れるわ、子供は泣き止まねぇわで困ったマルクはレティシアに電話→「さっきから何度も電話がかかってきて…出たら切れるんだけど」→「私には何もできないから電話線引っこ抜いて外に出ないで!」→建物の前から無言電話を何度かけてくる頭のおかしい父親、そして一向に泣き止む気配がねぇ子供たち…こんなやべぇバイト、引き受けるんじゃなかった…と後悔するマルクだった。

やっと泣き止み遊び出す子供たち→ドンドンドン!!ドアをノックする音→建物に侵入し、部屋の前までやってきたヴァンサン→「娘たちに会わせてくれ!裁判官の通達もある!」→マルクはヴァツァナに連絡→ヴァツァナの指示でヴァンサンを部屋に入れる→娘たちとの再会を喜ぶヴァンサン→そこへヴァツァナ「ヴァンサン、何してる?」→「久しぶり!娘たちに会いに来た!」→「ここへ来ちゃダメだろ…分別をもてよ。子供たちの前では手荒にしたくない…とりあえず外で話そう」→「嫌だ!出たくない!裁判官の通達もある!」→しばらく押し問答が続く→結局ヴァツァナに力づくで追い出される。

マルクはレティシアに連絡し、ことの経緯を話す。ヴァンサンが再び現れることを恐れたレティシアは、なんと選挙戦で殺気立つ群衆でごった返したソルフェリーノ通りに娘たちを呼び寄せる。
しかし…法律事務所で働く友人アルチュールの助言を得たヴァンサンもソルフェリーノ通りにやってきてしまう。
選挙に市民が沸き立つ中、様々なことがもつれ、カオス状態に…。

自分勝手な男女の言い争いムービー 。
ずっとあたおか扱いされていたヴァンサンだったが、レティシアもかなりやべぇ女だった…幼い我が子の前でガッツリ喫煙、奇天烈なファッションセンス、職業差別、無責任で自己中、八つ当りに逆ギレ、レストランの予約席に勝手に居座り、注意した店員にコーラをぶっかける…などなど。
そして気の毒なマルク。元夫婦の喧嘩に巻き込まれ振り回され…踏んだり蹴ったりの1日。終いにはバイト代支払いを忘れられるというオチ…雇うなら金用意しとけよ!
大人たちはずっと喧嘩しっぱなし、子供たちはずっと泣きっぱなしで、観てるこっちがイラッとするわ!な映画でした。あと登場人物にヴが多すぎ 笑
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