息吹

バルーン 奇蹟の脱出飛行の息吹のレビュー・感想・評価

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)
4.2
始まりからずっと緊張の糸が張り詰めていて、観ているこちらもその緊張感の中に嵌まり込んでしまう映像。
話し自体が明るいものでは無いだけに、知らず知らずのうちに身体に力が入っていたのか途中疲れてしまうくらい。それだけ緊張感が伝わってくるという事なのですが、社会主義の国というより、東西ドイツが分断している状況下での社会主義国内での、隣人にすら監視され、下手したら密告され兼ねない状況下での脱出作戦は、本当に大変だったのだろうと容易に想像出来るくらいの緊迫感。
東西ドイツ分断の時代を知らない世代にも、歴史的事実として知っていた人にも、東ドイツでの日常が垣間見れる映画ではないでしょうか。 
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