たみや

名探偵コナン 紺青の拳のたみやのネタバレレビュー・内容・結末

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

導入部はめっちゃ面白そうでワクワクしたんやけど、、、

殺人事件としては、知らん人が勝手に死んでるだけで全然ヤバさがないし、

犯人は最初からほぼ分かってて、あとは動機とトリックだけ、っていう構成は、サスペンスとしてはありだけど、

死んでる人が全く知らない人だから、そこに興味が持てないんだよなぁ。

しかも、街を壊すために、海賊の力を借りるために、ブルーサファイアを手に入れるために、京極を排除するために、この人を殺す、っていう、いやなんなんそれ、他にやり方あったやろ。

トリックも、実はエレベーターは乗り換えが必要です!とか、実はこいつが共犯です!とか
そんなん今更言われても、みたいな。後出しジャンケンが過ぎるというか。

格闘アクションだけは見所が多いけれど、京極vs敵の戦いとか、そんなん京極が勝つに決まっててハラハラしない。
京極vsキッドの構図がもっと見たかった。

その他不満点
お宝を保管する金庫のセキュリティ、もう製作陣も考えるの面倒くさくなってるだろ。

2件目の殺人のトリック、あの人ならこのセキュリティに通じてるから、で説明終わらせるのなんなんだよ。

そもそもあんな偉そうなやつで、海賊とも通じてる男が、直接手を下して人を殺す必要あるん?

ミサンガで京極が躊躇いを覚えるのは百歩譲って良いとして、キッドがそれを切ったらいきなり全力で戦いだすのは流石に意味が分からない。せめて自分で引きちぎれと。

園子と京極をいったん喧嘩させないと終盤にオチが付かないからって、無理矢理喧嘩させたことで園子がただのヒステリック女にしか見えない。

そんで最後に実はこいつが黒幕でしたってオチも、お前は何なんだよというか。大した出番も無かったくせに今更デカい顔をするな。
たみや

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