万人には勧められないけど、凄い。
シム・ウンギョンの芝居が凄い。セリフは少ないものの表情の緩急で見せる芝居には圧倒された。
官僚の松坂桃李は寒色、新聞記者のシム・ウンギョンは暖色で分けられているのが印象的。時々カメラが揺れる時があって、不安定でイライラする場面があるけど、意図的だと思う。
終盤、誰かが死ぬかもしれない状況で進んでいく場面は「誰も死なないでー」を頭の中で繰り返していた。
ハリウッド映画だと、FBI、CIA、裁判所、軍のどれかの隠蔽工作を、どれかが暴いていく、みたいな作品が多いと思うけど、新聞社は警察や弁護士に委ねた方がいいんじゃないだろうか。警察は同じ穴のムジナかもしれないけど。