chsy

新聞記者のchsyのレビュー・感想・評価

新聞記者(2019年製作の映画)
-
いやはやなんとまあ。
一昨日国会で首相が堂々と記者会見の内幕…事前に記者クラブ幹事社が質問を取りまとめ内閣広報に提出、各省庁で回答を準備。質問も答弁も台本通りってことを国会の場で証言していたとか。そこ完璧にスルーする新聞社。そもそも国民だって分かってるっしょ。ってコトかい?
いやいや。ならばこの作品のモデル望月さんのあれはどーなのさ。ってことで。
(たまーに、いきなり質問できるケースもあるのかな?官房長官の時ならOKなのか)彼女の希少性がこの作品のバックボーンなわけで。
だから今回の受賞は政権党にとっては面白くない筈で、そこ個人的に痛快ではある。
が、が、が、記者会見同様、事前に質問を出すことになってる国会質疑。そもそもこの日の蓮舫の質問「記者クラブでの会見についての答弁及び江川紹子さんの質問に答えなかった件などについて…云々」これも当然事前に用意され提出済みの質問。政府が用意した答弁があれ。
つまり国会の場で、新聞社と私たちは打ち合わせしてます、って公言することで、さらなる報道機関の信頼喪失、国民のやっぱりマスコミは信用ならんワ感とじゃ何を信用したらいいのさーと迷走させるのに十分すぎる裏付けを与えちゃいましたね。
そこから1日経ってのアカデミー賞ですよ。配給はトイレットペーパー山積みツィートのイオンですよ。なかなか味のある展開だと思った。
あ。作品の面白さとか、そっちは別にして…。
おめでとうございます。とりあえず。
chsy

chsy