この映画を観たかった頃、気づけば終わっていたし上映館も絞られていた?
この度、日本アカデミー賞受賞によりアンコール上映しかも1,200円という価格でついに観ることができた!
観終わったあと、ズッシリくるものがあってエンドロールが終わってもしばらく動けなかった。
そして皆真っ先に調べたんではないだろうか?
ラストシーンの言葉を。
彼はなんと言ったのか…。
私は『ごめん』を推す。
彼の葛藤、そして松坂桃李に釘付けになった。
結末は、観ているものに委ねられた気がする。色々と考えさせられる作品だった。
いや、序盤はね、昨今の状況を考えると滅入ることが多くて。そんなときに観て良かったのかなんて思った。
でもそこから静かに、緩やかに燃える炎のように進行していった。圧巻だった。
カタコトの日本語とか(日本人女優さんらにオファーを断られたってのは本当?)、真っ暗な部屋でPCカタカタとか、細かくは突っ込みどころあるけど、本質はまあそこじゃないっていうか。
政治的要素、もみ消し、昨今のデマやSNS炎上、ノンフィクションに近いテーマ。そりゃバイアスもかかるけども、この作品をみられてよかった。そう思う。