似太郎

我輩はカモであるの似太郎のレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
3.8
マルクス兄弟はチャップリンやキートンのような品格のある笑い比べると低俗で下卑た印象があり少し苦手。話の辻褄も合っておらず、シナリオが雑な感じ。爆笑できる箇所も何箇所かあるにはあるが…。😓

いわゆる戦争をおちょくったバカ・コメディに分類されるべき作品だと思うが、マルクス三兄弟がハイテンションに演じ過ぎていてちょっと観てて疲れるものがある。

グルーチョ、チコ、ハーポの中では最もIQの低い役柄のハーポが一番可愛い。真面目に不真面目なことをやらせると天下一品と思われるコメディアンだと思う。

それにしても全編に渡り破壊的、パンキッシュなギャグのつるべ打ちが凄い!
戦争風刺映画としてはキューブリックの『博士の異常な愛情』とタメを張れる作品かも知れない。😅😅😅
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