Jun

我輩はカモであるのJunのレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
3.7
突き抜けたナンセンスと絶え間なく展開されるボケの数々に笑う。が、似た響きを持つ単語を掛けたギャグは日本語訳では中々伝わりづらいところ。コメディ映画の宿命とも言えるが、ネイティブに受け取るのと字幕を見るのとでは印象も変わってくる。差し迫ったナチズムをも予見した風刺映画とされるが、笑いの場に置かれるとより一層、戦争の愚かさは際立つ。全てを笑い飛ばす映画の力強さにただただ圧倒される。
Jun

Jun