ユカートマン

我輩はカモであるのユカートマンのレビュー・感想・評価

我輩はカモである(1933年製作の映画)
3.8
授業にて。時代と国を超えても面白さが全く色褪せない、古典的名作コメディ。終始どんちゃん騒ぎで全体的に目まぐるしい作品だが、チコリーニとピンキーがワンカットで悪さをするシーンはどこかモンティパイソンみを感じた。援軍を呼びかけるシーンで人物が雪崩れてくる映像なんかもろモンティパイソンでよく見るやつだ。パイソンズはマルクスブラザーズから影響を受けているんだろうな。いや、パイソンズに限らず現在のコメディの源流なのかもしれない。全員の狂気が沸点に達し、爆発するクライマックスのミュージカルシーンでは戦争を愚かさを風刺していて、反戦メッセージがダイレクトに伝わってきた。それにしても一言も言葉を発しないピンキーの存在感がすごかった。もっと彼らの作品を観よう。
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