喜連川風連

台北セブンラブの喜連川風連のレビュー・感想・評価

台北セブンラブ(2014年製作の映画)
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蜷川実花をやろうとした台湾映画。

資本主義や承認欲求の虚像が、ヘルタースケルターによく似ている。

カッコいいイメージを持たれがちな「デザイン」を丸裸にしていく。

デザインという言葉は、日本に輸入される過程で、「意匠」的意味合いが強くなってしまったが、原語の意味は、「設計」「計画」に近い。

中国語の「設計」は、「罠を仕掛ける」という意味も含んでおり、混沌としている。

こうした出てくる言葉の捉えどころがない。

映画も最後まで捉え切ることができなかった。

演出の意図や映像の意図が読み解くのが難しく、自己満に映ってしまいがちな映像表現の数々がもったいない。
喜連川風連

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