危うさの裏にある悲哀を感じさせるアウトロー、例えば「インディアン・ランナー」のヴィゴ・モーテンセンのような雰囲気をまとったアウトローやそうした映画が好きなのですが、本作はそうしたアウトローの危うさと物悲しさを感じさせる点では雰囲気は悪くなかったと思う。
更生して警官になった主人公とかつての不良性を取り戻して欲しい出所直後のアウトロー。
その2人にしか分からない絆と相棒としての信頼や、ともすれば愛情に近い友情、でも今は決して交わることのない物悲しさが読み取れます。
評価はあまり高くないようで、確かにストーリーの組立の部分はいまひとつかなと思うところはあります。
しかしながらまずまずの雰囲気ではあったと思います。