あき

失踪のあきのネタバレレビュー・内容・結末

失踪(1993年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この犯人は何がしたいのか?
『自分は悪い事も出来ると証明したい』
この動機が非常にボンヤリ感じられて、雲を掴む様な感覚でエンディングを迎えた。

でもこれ、キリスト教圏ならではのトリッキーな感覚だと最近気づいた。
キリスト教では『万物は神が定めた原則と法則によって生きている』とある。
つまり、人間には自由意志など無いという教えだ。
このような哲学が根づいた世界にいると、
時に犯罪は自由意志の証明、『神にも縛られない強い俺』の表現手段ともなるのだろう。
いずれにせよ、知らない人の車に乗っちゃダメ。
あき

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