よしやま

ブライトバーン/恐怖の拡散者のよしやまのネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

どんな最悪なことになってしまうのか、ワクワクさせてくる。ラストあれで終わるのは1本の映画としては確実に物足りないんだけど、その後とかも想像が膨らんで楽しかった。設定面白い、早い話サイヤ人だなこれ。

残虐子供が無敵すぎて絶望感が凄くて、それがいいんだけど、最後伏線回収して勝てるかも…??と思わせてくるのが上手いなと思った。冒頭の隠れんぼをオチでまた使う所も。あれはあのまま倒しても良かったと思うけど、結局残虐子供は野放しで地球がやばい事に……!みたいな方がワクワクするから良かった。
破壊に目覚めた我が子を殺そうとする父親と守ろうとする母親の摩擦も面白い。

警官のジジイが一瞬で肉塊になるシーン、残虐子供が家を左右にぶち抜きながら追いかけて来るシーンが最高だった。

悪役描くならこういう奴がいい、人間臭くて幼稚な暴力。最後「いい子になりたい」っていうセリフで一気に奥行きが出たのも良かった。
よしやま

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