永遠の命よりも大切なもの。
ギレルモ・デル・トロらしいホラーテイストをまぶしたストップモーションとストーリーテリング。すべての造形が緻密で美しい。
ティルダはいつも通り神秘的な役だけど、ケイト・ブランシェットが猿のスパッツァトゥーラ役かw 出演を直談判して空いてる役がコレと言われて受けたらしい。セリフないのにw 一方で「Tar」やりながらコレもやってるのがカッコいい。
ミュージカルは苦手なんだけど、ピノッキオ役の子の歌声、とくに高音が素晴らしくて聞き惚れてしまった。でも撮影中に声変わりしちゃってもうあの声ではなくなってるらしい。
ユアン・マクレガーも歌ってたなw
親子の感情のすれ違いや、ムッソリーニの独裁と戦争、人間自身の暴力性など、ディズニーなど他作品より暗部も深く表現。
“たしかに幸せだった。だからこんなに悲しいんだ。”
そして、人間の子供になるのではなく、ありのままのピノッキオとして目を覚ます。
監督の色が原作の良さを完璧に増幅させた稀有な作品でした😃