ギレルモ・デル・トロが贈るストップモーションの「ピノッキオ」
アカデミー賞も受賞した一本。
アニメーションの質は抜群だし、ストップモーションということを考えると本当にすごい。
ピノキオはディズニー映画の印象が強いけど、本作はそれと一線を画す。
ゼペットと息子の日々を短時間ながら丁寧に描いていたのはすごく効果的だった。
ゼペットの喪失感が十分伝わったし、ピノキオを作るに至る説得力がある。
時代背景も第一次世界大戦下に設定しており、明確に反戦のメッセージを組み込む。
そしてここでも、ありのままの姿を愛し認めることを訴える。
オチの部分はまさにこれまでのピノキオの物語と違いが出るところだけど、これも「シェイプ・オブ・ウォーター」で異種間交流を描いたデルトロらしさが非常に良く出ていた。
Netflixにメイキングもあるので、それも観たい。
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