いかえもん

ギレルモ・デル・トロのピノッキオのいかえもんのレビュー・感想・評価

4.1
これはもしや、ユアンが歌うのでは…?と思って再生ボタンをぽちっとな(古っ!わかる人にはわかる)。

歌っ………った。あーよかった。

私が知ってるピノキオのお話は、息子を亡くしてしまったジュゼッペおじいちゃんが、ピノキオを作り、それに命が吹き込まれ、色々ピノキオがやらかしながら最後は人間の少年になるというお話だった。

この映画はそれにもう少し味付けをして深く描いていて、大人の鑑賞にも耐えられる内容になっていたし、子供に対しても、親も君と同じ人間やから子供に対してやっちまうこともあるから許してやってほしい、だけど君への愛がないってことじゃないんだよというような内容も盛り込まれていて親子で観るとお互いに学びになるような内容になっていた。

そして、生き物に命の尽きるときがくることの悲しみと同時に、だからこそ今生きている間、自分が大切に思う人との時間を大切に過ごそうねというメッセージも込められている温かい作品だった。

しかし、ユアンの声は特徴的だなあ。歌わなくてもすぐわかるよね、あのいい声。アニメなのにユアンの顔が浮かんできて、いいのか悪いのかだったわ。